【会員リレートーク】004 - 飯尾毅さん
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2008年05月21日
まさか村上さんから指名があるとは思ってもおりませんでした。(何が言いたいか意味不明ですね)
1月から始まった酢の前段階の酒造りもすべて終わり、酒蔵は静けさを取り戻しました。今年も木村秋則さんのりんごが3月に届き、りんご醪(酒)からりんご酢へ発酵が始まっています。水を一滴も使わずに造る為、酢酸菌もエキス分の多い発酵液に苦しみながら時間をかけてゆっくりと酢を造っています。貴重なりんごから酢造りができるのも塩川代表をはじめ『食の学校』の皆様のお陰と心から感謝しております。
【りんご酢の仕込み - ブログ『酢を造るといふ仕事』より抜粋】

雑菌の繁殖を抑えるために井戸水で洗い、水を切ったりんごをミキサーのところまで運びます。

ミキサーにかけ、アルコール発酵を待ち、2日間かけて絞りの作業です。

木村さんの奇跡のりんごから出来た酒がこれから酢に変わります。
さて、私に『食』の大切さを気づかさせてくださった一人が今年3月6日に亡くなられた丸元淑生さんでした。丸元さんの著書は最新の栄養学に基づくもので、海外の情報をふくめ、非常に解りやすく書かれています。息子の康夫さんとの共著『2001年の子どもが危ないシリーズ①栄養編』は1991年7月に発行された本ですが、著者と出版社の許可を得てその一部を小冊子にさせていただきました。
ニューヨーク市学区の100万人を対象に、給食の食材を変えていく実験では、アチーブメントテストの平均点が4年間で16点も上昇したとか、バージニア州の少年院で子どもたちの食べ物を変えたら少年院内のトラブルが48%減ったなど、食べ物が学習能力や心の健康に関係していることが書かれています。小冊子は今までに6万部作り学校関係者や弊社に見学に来られる方などに配りましたが、丸元淑生さんの本が私のバイブルです。
3,4年前から『食育』が脚光を浴びておりますが、手遅れもはなはだしい感じがします。人間学を学ぶ月刊誌『致知』の最新号2008年5月号に長野県上田市の前教育委員長の大塚貢氏とジャーナリストの櫻井よしこさんの対談が掲載されています。大塚先生が校長として赴任した中学校は生徒数1,200名の大規模校で強盗、窃盗も多く、廊下をバイクで走ったり、窓ガラスは次から次へ割られ、不登校も常に60~70人いたそうです。それを授業の改善、学校給食の改善を通して子どもたちの心身を甦らせていったということです。特に大塚校長は問題の根源は『食』であることを十分理解されていました。先生も反対、子どもも反対、親も反対という中ですから計り知れない苦労があったと思います。長野県上田市真田町は現在非行・犯罪ゼロ、いじめもゼロ、そして全国平均より抜きん出て学力が高いといいます。いまの日本の教育問題を解決するのは『食』であることを確信した次第です。
36年前に書かれた『日本人とユダヤ人』の中に、日本は水と安全はただという記述がありますが、その頃の日本は世界でも最も安全な国といっても過言でなかったのです。今年になって無差別殺人が立て続けに起こりました。殺す相手は誰でもよかったという殺人事件にどう対処すればよいのでしょうか。駅のホームで突き落とされる事件など誰もが考えられないことですし、私のような田舎者が都会に出て電車を待つ場合、ホームからかなり離れた場所にいて、電車が到着したとたん大急ぎで電車に乗らないといけないと考えてしまいます。
食べ物と犯罪についての研究は岩手大学名誉教授の大澤博先生が日本の第一人者です。大澤先生がモルモットに子供の好きな清涼飲料水とスナック菓子を食べさせ、モルモットの骨や血液にどのような影響が出るか調べようとしました。一週間経った時、籠に手を入れるとモルモットが噛み付いたそうです。おとなしいモルモットは噛み付くようなことは絶対しない動物ですが、スナック菓子や清涼飲料水ばかり摂取しているうちに凶暴化したのです。大澤先生がある新聞に暴力と食生活について記事を書いたら、商品名をあげたわけでもないのに、ある会社から質問状が届けられ営業妨害という言葉も使われていたそうです。正しい話をしてもそれが営業妨害と取られること自体、世の中身体に良くない商品が氾濫しているということです。
食と学習能力については具体例がありますが、眠くなるような文章は読んでいただけませんので、機会がありましたら紹介させていただきます。
私の言いたいことは『食の学校』の存在意義です。『食の学校』がめざすことが実現できれば日本は犯罪の少ない、良い自然環境の中で、世界でもトップクラスの学力のある子供たちが差別なく仲良く暮らし、お年寄りも病院通いが普通でない生活が実現するのではないかと思います。食はそれほど大きな力を持っています。スーパーマーケットトレードショーに出店しても来訪者の反応は年々良くなっていると感じています。『食の学校』は例会の講師、アドバイザーも方々超一流の先生方です。あとは会員一人一人が誇りを持つと共に、『食の学校』の指針を熟知し、切磋琢磨し、志を同じくする会員を増やすことだと思います。食の学校の会員であることがステータスシンボルとなることを願って未熟な筆を置きます。
株式会社飯尾醸造
飯尾 穀

次は同世代の美女アナトールの小暮社長にお願いします。
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コメント (1)
服部 真一郎:
飯尾社長様
とても勉強になりました。ありがとうございました。
食の学校の役割を考えていけたらと自分も思います。
投稿者: 服部 真一郎 | 2008年08月01日 15:40
日時: 2008年08月01日 15:40