21世紀の暮らしを考える。食の学校

CATEGORIES カテゴリー

  • 食の学校のご案内
    • 食の学校とは
    • 代表プロフィール
    • サポーターの紹介
    • 入会のご案内
    • お問合せ
  • 事務局からお知らせ
  • セミナー・イベント
  • 産地研修報告
  • 塩川恭子の食コラム
  • 会員リレートーク
  • 会員ニュース
  • おススメの本
  • スタッフブログ

ARCHIVES 過去の投稿

  • 2008年11月の投稿一覧
  • 2008年10月の投稿一覧
  • 2008年08月の投稿一覧
  • 2008年07月の投稿一覧
  • 2008年05月の投稿一覧
  • 2008年04月の投稿一覧
  • 2008年03月の投稿一覧
  • 2008年01月の投稿一覧
  • 2007年12月の投稿一覧
  • 2007年11月の投稿一覧

BOOKS オススメの本

  • 伝えたい! 作る人の 想いと業 第1号
  • 伝えたい! 作る人の 想いと業 第2号
  • 伝えたい! 作る人の 想いと業 第3号

2008年08月 アーカイブ

« 2008年07月 | メイン | 2008年10月 »

【セミナー・イベント】9月定例セミナーのご案内

2008年08月11日

食の学校では、下記通り定例セミナーを開催いたします。皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。

【テーマ】
日本みつばちに東洋文明の復権をみる

最近、ビルの屋上や街中で「みつばち」を飼うことが話題になっています。

その仕掛け人は養蜂家の藤原誠太さん。

その藤原さんが全国的に普及させたいと活動しているのが「日本みつばち」の養蜂です。

現在販売されている蜂蜜生産は外来種の西洋みつばちに負っています。在来種の日本みつばちは耐病性に優れ、外種外敵にも抵抗力が強い、自然の過酷さにも負けない強さを備えていることがわかってきました。

外来動植物による生態系の崩壊が危惧されている今日です。日本みつばちを通して日本古来種のあり方を学びます。

◆日 時: 9月5日(金) 13:30~16:30
◆場 所:中央会館(銀座ブロッサム) 7F ⇒ 地図はこちら
◆講 師: 藤原誠太さん 養蜂家

【プロフィール】
藤原誠太(ふじわらせいた)さん 養蜂家

藤原養蜂場場長。日本在来種みつばちの会会長。東京農業大学客員教授。
1957年生まれ。東京農業大学農業拓殖学科卒業。南米で養蜂を志し、卒業後、実家の養蜂業を手伝っている時に日本みつばちの魅力にとりつかれる。以来独学でその飼育方法を模索し確立した。著書に『日本ミツバチ在来種養蜂の実際』(農文協)。

◆お申込方法
参加ご希望の方は事務局までお問い合わせください。
TEL: 03-6807-0713
e-mail: shiokawa@shokunogakkou.com

投稿者: 食の学校 日時: 2008年08月11日 17:32 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【食コラム】便利さから半歩戻って見えてくるもの

2008年08月12日

塩川恭子の食コラム空気はタダ。湯水のごとく浪費する。霞を食べて生きられるか? いずれも換金価値が無いか低いもののたとえに使われていた。ところがである。今はとてつもなく高価で重い意味を持つに至った。深呼吸して体いっぱいに吸い込みたい「うまい空気」は高嶺の花。湯にすべくエネルギーの高騰は天井知らず。水は枯渇寸前で水戦争も起きかねない。たなびく霞は汚染のスモッグか花粉の渦。近頃は大陸から黄砂まで押し寄せて、お日様も霞の彼方だ。

憂うべきこの状況は深刻な食料不足という現実に直結する。誰もが漠と感じていた危うい近未来がひたひたと近づいてきているのだ。

30年前既にこの未来は予測されていた。英国の環境生態学者はより踏み込んだ説を立てている。当時37億6000万人だった世界総人口が30年後の2007年には倍増し、70億にせまるだろう。環境汚染もエネルギー危機対策も急務であるが、深刻な食料不足には人口増がある限りお手上げ状態である。

一方で科学の力で克服できるという楽観主義者もいた。悪環境に強い新種の穀物を発見開発し、タンパク源は工場生産すればいいと。地球上で南北の格差が顕著になり始めたのもこの頃である。長期にわたる干ばつ、戦争で栄養失調による餓死者がエチオピア10万人、バングラデシュ15万人、ほかの途上国でも相当数と伝えられた。だが、その頃豊かな先進国では食用動物の飼料やペット用に消費した穀物は当時の中国とインドの全人口の消費量に匹敵する量だったという。これも事実である。その中国とインドが今や世界の食糧環境を左右する国になった。

中国、インドへは何度か訪れる機会があった。有史以前から計り知れない知の財産を持つ国であることはさておき、この両国の第一印象は「怖くなるほど人がわいて押し寄せてくる」につきるのである。特に都市部では人、ひと、ひとに車、バイク、自転車(インドでは牛さんも)の勢いと喧噪に立ちすくんでしまう。15年も前の有様であるが、人口爆発に近代化は追いついていないのが現状であろう。

同時期に中国湖南地方の桃の生産農家を訪ねたおりのことである。経済開放政策が少しずつ進められて、中国のあちこちに金万戸(富裕層)が続出していた。食生活の豊かさは果物の消費拡大につながる。都市部への販売で金持ちになったこの模範農家でお茶を供された。お茶請けはガラスの小鉢にゆで卵二個、たっぷりの黒蜜に金粉がぱらりとかけてあった。通訳いわく、結婚式でも出ない最高のもてなしとか。卵は日本でも昔は「病人の見舞いに」といわれるほどの貴重品だった。やがて朝食に目玉焼き(当然二個)はごちそうではなくなった。早晩この国もそうなるだろう。で、この国の人口×卵二個の朝ご飯はいったいどれだけの卵が要る? ワインもチーズも、今は牛肉も鮮魚も世界中の珍味、グルメは中国セレブの御用達である。

大河長江を船で下った。電力供給のために長江に巨大ダム建設が着手されようとしていた頃である。歴史や文学に登場する数々の名所、寺院が水没の運命にあった。

この大河を何日もかけて下るうち、行き交う大型船も漁船も水上生活者も、排水や生活汚水はすべて川に流していることに気づいた。対岸からは石炭の燃えかすも捨てられる。「規制はないのか」と聞いたら通訳はこう答えた。北京大学卒業で日本文学を読みこなすというエリート通訳だった。

「中国は発展途上国です。いろいろ問題はありますが、先に進んだ国に追いつこうとしているのです。ほら、文豪芥川龍之介の“蜘蛛の糸” ですよ。先を行く人が自分だけ助かろうと糸にすがって後から上ってくる人を蹴落とす権利はありますか」。

人は食物を求め続け、より快適な暮らしを追いかける。皆がせめてもう半歩戻ってみたら、糸の太さや強さが変わるのだろうか。

photo_069.jpg
左)ダム建設中の大河長江
中)沿岸で観光客目当ての売り込み
右)リヤカーが大事な運搬車

投稿者: 食の学校 日時: 2008年08月12日 18:06 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【会員リレートーク】006 - 牧井 忠さん

2008年08月19日

小暮さまから 指名されました牧井 忠です
福岡で 小さな食料品の小売と飲食店を営んでおります

 私たちは 大自然の包容力の中で生を受けている
 私たちは 大自然を支配することは絶対出来ない
 昔の人は 大自然の力を神として称え 語り継ぐ努力をした
 今の科学(化学)では 大自然を解明することは到底出来ない
         解明できているのは極々僅かである
 人間よ驕るなかれ 私たちは大自然の中で 生かされている
  風も生き物である
       もし風の恩恵が無かったら人間は生きていけない
  海も生き物である 大地も生き物である
  地球も生き物である 又、宇宙も生き物である
 皆さん無理な背伸びはやめましょう
 我々は ありんこさんや つくしんぼさんと同じ生き物なのです
 皆さんと共に生きようではありませんか 
 マキイは化学物質の食べ物より
   体にやさしい 大自然の恩恵を受けた 食べ物文化を守りたい

と考え品揃えしております 

でも農産物の生産や流通過程でおかしなことばかり 農地は遊んでいるのに何も作らない
農家の人(佐賀県菖蒲地区)に話を聞くと

作っても出荷するにはある程度まとまった量が要るし規格に合わせなくてはならない  
出荷しても手数料や運賃を引かれ手取りはわずか 何も作らないほうが補助金がもらえる 
まったく夢が無い そこで 10年来の休耕田を借り 市内の方々に声をかけ手作業での田植えから始め 稲作り(青森の木村さんにお聞きし無肥料無農薬に挑戦)その米を皆さんに食べて頂きました そしたら家の米より美味い

マキイは惣菜で使う米を佐賀県菖蒲地区からいただいて下ります

4~5年前から無農薬での稲作を言い続けていましたが なかなか挑戦していただけませんでした 
無肥料無農薬で作っていただければ今の1.5倍の値段で買いますと伝えたところ 感心を持った方が数名おられましたが 収量と草取りの負担病害虫の心配などで挑戦された方は一人でした ところがその方の田んぼが地域で一番の実りでした(種の薄まきで苗が良かった) 来年は関心を持たれた方々も挑戦されるそうです 野菜もいろいろ挑戦して適したものを探しています 地域のお母様方も 野菜作りを手伝っていただいており この輪を広げていこうと思って 『NPO法人 食卓のえん』 を設立しました (賛助会員募集中)

命ある食べ物の生産
地域の豊かな食文化の継承
本物を選択できる消費者の育成
まともな食卓を作れる方々をふやす 子供たちやお年寄りのために
生産者と消費者とのえん

先日 オーガニックごうだの 郷田 美紀子さんのお話をお聞きし
病気でこられた方の改善に まずは食事のとり方 続いて漢方とお聞きし
人間の体は 食べ物で生かされていることをあらためて考え 食の提供者としてなにか
ふつふつとしたものを感じました

マキイでは菖蒲御膳(菖蒲公民館で毎月開催されている山野草摘み草料理)を菖蒲地区の方々にお越しいただきレストランで提供しております 山野草料理は究極の旬料理だと思います
 春の山菜は苦味があり体内の毒素を取り除く作用があり
 夏の山野草は主に体を冷やす暑気払いの効果があり
 秋の山野草には風味豊かで体力を付ける効果が有り
 冬の山野草には加熱することで体を温める効果が有ります
季節を頂くことは 健康な体を作る作用があることがわかります
   「 健全な体に健全な精神が宿る 」
       古代ギリシャ詩人ユベナリスが言ったとされています
まともな食卓を作れば 非行や自殺などの問題も解決されるのではと思います
追伸 初年度からの無肥料無農薬が可能だったのはダムが近くで出来ている為新しく整備された田んぼであり土はダムを作るために取り除いた山のものでした

酔っ払いの牧井にしてはちょっと真面目すぎたかな
酔っ払いの本領 美味しい酒の肴を教えます
 今から秋刀魚がたくさん出回ります 三枚におろした新鮮な生秋刀魚にたっぷりと塩します(塩で隠れるくらい)15分後に洗い流し(氷水が望ましい)水気をふき取り 酢(千鳥酢が合う)に15~20分漬け(バットなどに入れ酢を少なめに入れラップで覆うと少しの酢で済みます) 腹骨をとり皮をはがし しっぽの方からそぎ切りにし山葵醤油で頂くと きりっと冷やした日本酒に最高です

次回は梅元さんにお願いできますか

(有)マキイ 代表取締役
牧井 忠


【牧井さんの活動の様子】

牧井さんの活動の様子
左)あ!何かいる 右)はい。一列に並んで

牧井さんの活動の様子
左)田んぼにお神酒をまいているところ(牧井さん) 右)赤ちゃんも参加

牧井さんの活動の様子
左)田植えの講習中 右)田んぼの中って気持ちいいな


投稿者: 食の学校 日時: 2008年08月19日 13:45 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【食コラム】大輪のヒマワリも名も知らない雑草も生きる価値は等しい

2008年08月27日

塩川恭子の食コラムヒマワリ(向日葵)は夏の花。俳句の世界では夏をあらわす季語。春は桜、秋はコスモス(秋桜)と並んで誰もが答えられる季節の花のひとつです。もっとも最近は花の世界も栽培技術が進み、四季折々の季節感が薄れてきているうえに春雨のようにシトシトどころか熱帯化した集中豪雨で、雨に打たれた花は無惨です。

真夏の強い太陽が似合うヒマワリ。紺碧の空と地平線までつづく黄色の波、というヒマワリ畑の図は南仏やスペインを想像させますが、原産地は北アメリカ。コロンブスの時代にスペインへ渡来し、シルクロードを経て日本への伝来は17世紀、江戸文化華やかな元禄時代だそうです。中国大陸を列車で旅したとき、隣り合わせのご縁でと大きなポットのお茶と、茶の友ヒマワリの種をいただいた。そう昔のことではないのに、昨年旅した友人によるとペットボトル入りの緑茶とクッキーだったそうですが……。

このヒマワリから搾った油は、オレイン酸が多く、健康油として注目されています。パーム油、大豆油、なたね油に次いで植物油脂としての生産量が多い。そして今、高騰し続ける大豆やなたねに代わってバイオ燃料への転用研究が急ピッチで進められているのだそうです。食糧かエネルギーか、この夏の花にも価値観のせめぎあいが押し寄せてきています。

塩川恭子の食コラム

名もない雑草?は立派な名前がある

人類が長い長い歴史の中で培ってきた自然に関する知識。共に生きる智恵は計り知れません。それは自然への畏敬、愛に根ざしたものといえるでしょう。

今、自然と人間のつながりは希薄どころかズタズタにたち切られています。

生物多様性という言葉が日本で市場権を得たのは1992年、リオデジャネイロの国連環境会議が開催された頃からです。「生物多様性の喪失」という獏とした用語が現実味を帯びてきたのは、それほど自然が悪化の一途をたどっているからに他なりません。

自然が少ないという都会のどんな小さな庭先でも90から100種以上の植物が数えられるといいます。雑草のようにはびこる。名もなき植物などとひとことで語られてしまう雑草とは一体何なのでしょうか。

生食用の野菜、出荷用の花。人が何かの目的を持って植物を育てるとき、それを邪魔する存在は「厄介な雑草」として排除されてしまう。作物も育てず、ひたすら分けて頂いている身としては、生産者の皆さんのご苦労にただただ感謝するのみではありますが、ちゃんと名前もあり、各々の生活を営んでいる雑草さんの気持ちも考えてしまうので
す。そんな話を郷田實さん(前、宮崎県綾町町長、故人)にしたことがありました。「ヒトは自然を略奪するばかりで何も返さない。必ずしっぺ返しがきますよ」と天を仰いだ郷田さんが案内してくれた自園のみかん畑。見事な雑草が生い茂った畑の中にたくましく育ったみかんの樹。

「自然界に役に立たない存在というものはひとつもないのです。草は地球のビロード。やがて自分たちの役割が必要でなくなったときには自然に消えていくのですよ」――自然農法。郷田さんの目指した自然と共生する農業の原点でした。

投稿者: 食の学校 日時: 2008年08月27日 21:00 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)