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【セミナー・イベント】 今後開催予定のセミナーのご案内

2010年10月07日

日 時 会 場 内 容
12月10日(金)
未定 ◇定例セミナー
「魚の流通と消費の現場から」 
   講師:吉田貴尋さん
     (らでぃっしゅぼーや・水産担当
      お魚マイスター)
詳細は食の学校事務局までお問い合わせください          
11月15日(月)
※通信で日程を11月16日(火)とお知らせしましたが、講師の方のご都合で変更になりました
銀座ブロッサム
(中央会館)
◇定例セミナー
(仮題) 「鯨を食するということの意味を問う」
   講師:小松正之さん
     (政策研究大学院大学教授)
詳細は食の学校事務局までお問い合わせください          
10月20日(水)
~22日(金)
愛知 ◇第9回会員大会&産地研修
「実りの秋に東三河の食と自然に出会う」
10月20日(水)14:20集合
     (JR豊橋駅前 ホテルアークリッシュ豊橋
               ロビー集合)
   ・ 渥美フーズ見学
   ・ 会員大会&懇親会
10月21日(木)
   ・ 平松食品見学
   ・ 伊勢神宮
   ・ 懇親会
     (エクシブ鳥羽アネックス)
10月22日(金)
   ・ 澤田酒造見学
   ・ 16:00 JR名古屋駅解散予定

投稿者: 食の学校 日時: 2010年10月07日 10:23 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【食コラム】 復活するアサクサ海苔

100426.JPG海の恵みと太陽の恵みがもたらす海の宝もの。日本の伝統食海苔。そう言うは易しであるが、実際私たちは、海苔の歴史や生産現場、流通の仕組みなどどれだけ知っているだろうか。かく言う私自身もそうだったから―。

かなり以前の話になる。子育て奮闘中の知人があわてふためいた様子で聞いてきた。この頃、海苔が何か変ったのですか」と。子どもが海苔を食べなくなってしまったのだという。既に食卓での海苔の存在が薄くなってしまっていたし、海苔が大好きな子どもという話も珍しい。だが、彼女にとって「子どもが食べない」というのは深刻な事態だったのである。

管理栄養士である本人曰く、「恥ずかしながらわが子の野菜嫌いを治せない!」が悩みの種。あれこれ工夫してみてもやっぱり駄目。無理強いで拒否反応まで起こしてしまった。その野菜不足を海苔で補っていたというのだ。

当時、海苔業界が消費拡大のために催す料理コンクールでは入賞の常連だった。ご飯、巻きもの、揚げもの、ふりかけ、彼女のメニューには必ず海苔が登場した。グランプリになった「海苔のミルフィーユ」。トマトとスライスチーズ、何層もの海苔とのバランスは見た目も美しく、いまだに印象に残っている。

海から生まれた健康食品。海苔は栄養価も高い。一枚に含まれるタンパク質は鶏卵半個分、ビタミン類やミネラルも豊富。陸上の動植物からは摂取しにくいB12群や現代人に不足が心配されている亜鉛、ヨウ素、鉄などの微量要素も多い。昔から「海の宝もの」といわれてきた。野菜不足を補う理には十分叶う。

その頼みの海苔を食べない!子どもの言い分は「噛み切れずに口の中に残るのが気持ち悪い」のだという。産地も購入先も変えていないはずなのにといぶかる彼女に私は適切な答えを返してあげられなかった。

海や海苔養殖の現場で何が起きているのか。このことが「海苔」と正面から向き合うきっかけだった。

今思えば「海苔はアサクサ」という時代は既に遠く、汚染に強くてつくりやすい、大量生産向きのスサビ海苔が主流となってしまった頃であった。毎日食べていたからこそわかった違い、子どもの味覚は侮れない。その繊細な味覚をこわし続け、食べものを工業品にしてしまった私たち大人の責任は大きい。


海の農薬といわれた「酸処理」をせず、在来種のアサクサ海苔を守ろう。そう努力をしてきた生産者たちがいる。鹿児島県出水市。一月下旬、志半ばで他界した古賀重美さんの養殖場があった福之江浜。そこに集まった漁師仲間たち8名。古賀さんがこだわってきた手摘み、手漉き、天日干しにチャレンジしようという面々である。福之江浜は背後に紫尾山、矢筈岳という名山を控えた汽水域、もともと豊かな漁場として知られている。その浜を守ろうと漁協が先頭に立って「浜全域で、酸処理を行わない」という方針を打ち出したのである。当日は遠巻きに眺めていただけの漁師さんも「よっしゃ」と飛び入り。TVや新聞の取材陣も加わり、総勢約50人大盛況の海苔づくりイベントとなった。

今、アサクサ種は絶滅しかけている。わずかに残っていても、強いスサビ種が入り込んでくるので、純粋なアサクサ種はほぼ皆無に等しい。福之江浜の海苔は今年、試験場のDNA検査でほぼ9割近くアサクサ種が残っているという証明を得た。

手漉き海苔つくりに集まった皆さんは継続を確認しあい、次シーズンへの準備を始めているという。海苔本来の甘味があり、パラリと口どけがよく、磯の香が広がるアサクサ海苔。その至福の味わいとともに、汚染されないきれいな海をぜひ残したいものだ。
100426-2.jpg

投稿者: 食の学校 日時: 2010年10月07日 15:29 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【食コラム】 苦くておいしい味の記憶

塩川恭子の食コラム
うこぎ(五加)
「トゲに気をつけて柔らかい葉だけ摘むのよ」「わかってる!!」

春から初夏にかけて「うこぎ摘み」は私の朝の日課だった。裏庭をぐるりと囲んでいたうこぎの生け垣。学校の行き帰りに新芽の伸び具合を覗く秘かな楽しみ。家人に「うこぎ、うこぎ」と大騒ぎをするものは他にいず、「うこぎ番」は競争なしの独占だった。

ウコギ科、ウコギ属。古くは中国渡来の薬用木らしいが、北日本ではごく身近に見られた。タラノキ、コシアブラ、ウドの仲間というから山菜好きにはたまらない味だ。ほのかな苦みと特有の香りがあり、てんぷら、おひたし、うこぎ飯と食卓に旬をそえてくれた。軽く塩ゆでし、焼きみそと刻んだクルミとの「切り和え」は母の味。私の一番のお気に入りメニューだ。

時経て、何時しか消えていった「うこぎ」。今山形県米沢地方の観光ブームに一役担っている。江戸時代、米沢藩主上杉鷹山が食用と敵の侵入を防ぐために垣根として奨励したとされる。うこぎそば、カステラ、まんじゅう、暮らしの中で育て継がれてきた「うこぎ」が今風に元気だ。

その米沢を訪れる機会があった。まさにうこぎの季節真っ只中であったが、あいにく直売所、レストランも休業日でがっかり。立ち寄った創業200年という味噌屋さんでその話に及んだ。「そんなら、家の畑で摘んでおいでなさいな」。助っ人も加わって何十年振りのうこぎ摘みが実現した。頂いたうこぎは早速うこぎ味噌に。記憶にある母の味には近づけなかったが、米沢人の暖かい人情が、こよなくいい味に仕上げてくれた。


山菜の女王・シオデ(牛尾菜)
「ひでこ節という秋田の民謡知っていますか?あれはひでこという娘への恋歌ではなく、夏になるとシオデが待ちきれない、という意味すよ」そう話してくれたのは鳥取でシオデ栽培に取り組む馬野さんだ。

シオデ - ショデコ - ヒデコとなったらしい。山菜の女王といわれるシオデだが、いかに山菜マニアでもこの女王様にはめったにお目にかかれない珍重品。ユリ科の多年草に姿かたちがグリーンアスパラによく似ていて山のアスパラともいわれる。

北海道から九州までの原野、山林の縁で自生していたが、開発とともに激減、絶えてしまった。栽培は極めて難しい。発芽に2年、1年に10センチ程度しか伸びず、また管理に手間がかかる。馬野さんは商品化まで20年を要した。そのシオデを頂いたことがある。なるほどアスパラとよく似た味だが、まろやかでコクと風味があり、かすかにほろ苦さも感じる。分析によるとたんぱく質もカリウムなどのミネラル類はアスパラの倍以上という。どう食べてもおいしいが、てんぷらとおひたしが一番。馬野さんが納めている関西の料理屋さんでは、予約客が「シオデ待ち」なのだそうだ。

秋田出身の奥さんが娘時代に毎年夏を待ち、楽しみにしていたシオデ。その味の記憶が20年かけて鳥取で再現されたのだ。


苦みがくせになるトコロ(野老)
そろそろコタツが欲しいかナ。そんな陽気になると近所のおばあちゃんたちの井戸端ならぬコタツ談義が始まる。コタツの上に新聞紙を広げ、ナイフで何やらせっせと削り始めてはホイッとほお張る。不思議そうにのぞきこむと「食べてみるかい?」と口に入れてくれた。ホッコリとかすかに甘い?やがて強烈な苦みが追っかけてくる。「にがーい!」と叫ぶ私をみて「子供の食べ物じゃないからね」おばあちゃんたちが笑う。トコロとの強烈な出会いであった。

形は一見毛むくじゃらの根しょうが。葉はジネンジョに似ていてお年寄りのいる家では庭の隅によく植えていた。「通の大人のおやつ」だったらしい。「苦トコロ」はひたすら苦いだけだが、「甘トコロ」は苦さの中に栗のような甘さがある。このトコロ、実は「くせになる」のだ。「変な子だねえ」といわれながらコタツ談義の常連になってしまった。小刃の使い方をおぼえたのはこのトコロのおかげである。

何年か前、岩手県二戸の尾田川農園を訪ねた時のこと。雑穀の最後の仕上げは箱の中に広げてひとつひとつ異物を選別する。その作業に携わっていた地元のお年寄りたちがなんと、休憩時間にせっせとトコロを削ってほおばっていたのだ。「いやあ、世代交代でトコロを知っているスタッフはもう居ないねえ」と尾田川さん。ほんの数年前のことなのに、またひとつ、苦くておいしい味が記憶だけになってしまうのだろうか。
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投稿者: 食の学校 日時: 2010年10月07日 15:30 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)

【会員ニュース】生命農法研究会 収穫祭のお知らせ

2010年10月27日

生命農法研究会より、毎年恒例の収穫祭のお知らせがありました。
詳細は以下の通りです。

  日時 : 平成22年11月13日土曜日 AM11時~
  場所 : 益子町生田目、高尾神社内公民館
  会費 : 大人3,000円、子供1,000円(非会員の方は4,000円)
(*当日のお申込みは+500円)
会費につきましては当日、会場でお支払いください。
  ※領収証が必要な方は前もってご連絡ください。

東京方面の方は、東京駅からバスが出ますので、ご利用下さい。
  場所 :東京駅八重洲中央口正面 ヤンマービル前
  出発 :8:30(時間厳守!) バス代4500円(往復)
(バスご利用の方は、食の学校・新井までご一報ください。03-6807-0713)

<バス乗り場案内図>
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お申し込みや御質問は、電話又はFAX、E-mailで11月8日(月)迄に生農研へご連絡ください。
  TEL : 0285-72-9108
  FAX : 0285-72-6444
  E-mail : cycle@seinoken.co.jp
        info@seimei-noho.com

・生命農法研究会のホームページはこちら

投稿者: 食の学校 日時: 2010年10月27日 14:05 | パーマリンク | コメント (0) | トラックバック (0)